「醤油、貸して」は昔と今では違う ー醤油2.0時代のシェアリングエコノミーー

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この数日、シェアリングエコノミーのイベントに参加することが続いていて

シェア=共有は、昔と今では目的も価値も変わっている、ということに気がつきました。

 

まずは、昔と今ではどのように違うのか、ということから考えてみたいと思います。

 

 

 

「醤油、貸して」1.0の時代

例えば、夜ご飯を作っていたらお醤油が切れていた!

もう、その時間には空いているお店はない

日頃から挨拶をしているご近所さんのところに行って醤油を借りるのが

唯一、夜ご飯を無事につくる方法だった

シェア1.0の時代というのは、基本的にモノが不足しがちな時代の貸し借りです。

 

「醤油を借りるって何?」の時代

同じく、夜ご飯を作っていたら醤油が切れていた

コンビニに行けば醤油はいつでも買える

そもそも、隣近所の人とは挨拶をしたことがないし、

知らない人から醤油を借りるなんて不安だし面倒。

いわゆる、高度経済成長期、核家族などの時代は

それぞれの家庭で必要なものを競うように揃えていき、

コミュニティが分断されていった時代のように思います。

 

「醤油、貸して」2.0の時代

モノも情報も飽和する時代に入り、

なぜ「醤油、貸して」が復活してきているのか。

 

それは、醤油がないからでも、買えないからでもなく、

醤油を借りることが「イベント化」しているからだと思います。

 

例えば、

食材をみんなで持ち寄って肉じゃがを作って一緒に食べる。

醤油蔵に行き、自家製醤油を作ってそれを使う。

「醤油、貸して!」とSNSで発信をしたら、新しいつながりができた。

 

どれも、イベントであり、ストーリーになります。

どこにでも売っている醤油ではなく、唯一無二の醤油を求めているとも言えます。

 

足りないのはモノではなく、ストーリーという付加価値

決して、醤油がないから、借りているのではなく、

シェアすることにより、付加価値が生まれ、コンビニでは得られない体験ができるからです。

 

 

シェアリングエコノミーについては、

参加したい人だけが参加すれば良いと思っています。

なぜなら、他人から醤油を借りることに、抵抗を感じる人もいるからです。

 

選択の一つ。

 

しかしながら、既存のルールのもとでは、

シェアリングエコノミーはルール違反となってしまうことがあります。

 

例えば、

個人が空いているスペースを有料で貸し出す民泊

個人がドライバーとなって目的地まで運ぶライドシェア

 

どれも、安全面を大事にするための規制ですが、

企業と個人の取引ではなく、個人間の取引の場合は、

その規制を個人がクリアするのは難しいと感じます。

 

「醤油、貸して」と個人同士でやり取りをしたいのに、

そこに厳格な衛生管理基準を持ち込まれては、障壁となります。

 

よって、「醤油、貸して2.0」時代には、

それに合わせた柔軟で新しいルールづくり・見直しが必要となります。

 

 

「わざわざ」が価値になる時代

LocalCheersでは、

ローカルな人の情報や、地域の人との交流を大切にしたいと考えています。

その中では、「わざわざ」がキーワードになると思っています。

 

わざわざ醤油を借りる。けれど、それが忘れられない体験になる。

そして、醤油を借りた思い出は、大切な人に何度も話したくなるはず。

 

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