民泊でモノは売れるのか?

BLOG

『ホテルでモノは売れるのか?』という最所あさみさんのnoteを読み
以前から考えている『民泊でモノは売れるのか?』という点について
書いてみたいと思います。

ホテルでモノは売れるのか|最所あさみ|note
今月のCasa BRUTUSの特集が「LIFESTYLE HOTE」ということで、早速読んでみました。 まだまだ知らないユニークな宿がたくさんあることに思いを馳せつつ、メディアとしてのホテルが盛り上がってきていることを改めて感じる特集でした。 中でも、小売の人間として気になったのが「STAY&BUY」とい...

 

結論『民泊でモノは売れる』

まず、結論からお伝えすると「民泊でモノは売れる」と私は考えています。

民泊はホテルに比べて、オーナー(airbnbではホストと言う)の人間性などを信頼した上で

ゲストが宿泊をするシェアリングエコノミーのサービスの一つです。

値段や立地だけで、民泊を予約するのではなく、

オーナーの自己紹介や宿泊したゲストのレビューで判断する人も多くいます。

旅をするときに、自分の好みや嗜好に近いオーナーの部屋に泊まれば

「暮らすように旅をする」ことがより自分好みになります。

 

例えば、ライフスタイルが近い人の部屋にあるアイテムは気にいる確率が高くなります。

実際に使ってみて、使い心地が良ければ、

オーナーに「これはどこで買えるの?」と聞くことになるでしょう。

 

ゲストはどのようなものを購入するのか?

では、ゲストはどのようなものを購入するかを考えてみたいと思います。

(ここでは日本の民泊に宿泊した訪日外国人観光客を想定しています。)

お菓子などの食品

訪日外国人観光客には、日本のお菓子はとても人気です!

『コロロ』のようにすでに中国や台湾の人に爆発的に人気なお菓子もありますが、

オーナーがダイニングテーブルなどに置いてくれているものを食べて

「おいしい!」と初めて出会うお菓子もあります。

そうすると、到着したゲストから

「お菓子をありがとう!すごく美味しかった。どこで買える?」などと質問のメッセージが

届きます。

メーカーと提携をして、お菓子や飲み物などを提供してもらう仕組みができたら

良いのではないでしょうか?

 

✔ 一番手の法則

⇒訪日外国人観光客にとって、日本のお菓子を食べるのは、これが初めてかもしれません!

日本の女子高生はすでにたくさんのお菓子を食べ比べ、情報もすでに持っているため

差別化が難しいです。

しかし、訪日外国人観光客に初めて、自社のチョコレートを食べてもらい、気に入れば

きっと彼らは、そのチョコレートを滞在中に買い続け、さらにはお土産にもすることでしょう!

 

例えば…

BAKE 焼き立てのチーズタルトはいつも行列ができています

◯ カントリーマーム

 

化粧品などのアメニティ

続いて、シャンプーや化粧水などのアメニティなども売れる可能性が高いです。

訪日外国人観光客の多くが「ドラッグストア」や「デパートのコスメ売り場」に立ち寄ります。

購入する化粧水やコスメなどは、事前にリサーチをして決めていることが多いです。

※訪日外国人観光客は、『買い物リスト』を作成しており、それを買いに行くだけなので

店頭で他のものと迷ったり選ぶということはあまりありません。

つまりは、『知覚』が事前情報によって独占されているのです。

 

しかし、民泊施設で実際に化粧水やシャンプーなどを使用し、

使い心地の良さや香りの良さが体験できたらどうでしょうか?

事前情報は「情報だけ」のことが多いため、「使用感」によって上書きされる可能性は高まります。

 

✔ 知覚の法則

⇒訪日外国人観光客に実際に使ってもらうことで、五感を刺激し、購買につなげる。

彼女たちの「買い物リスト」は事前情報という知覚によって作られています。

実際に使ってよかったから、ということは少なく、

自分が信じている情報源から良いと聞いたから、です。

その事前情報を上書きできるのは「実体験」のみ。

シャンプーなどは、実際に使ってみるチャンスが限られますが、使ってみて気に入れば

翌日には、買い物リストが書き換えられているかもしれません。

 

例えば…

BOTANIST

BALKE HOMME (メンズ向け美容化粧品)

 

日用品や文房具、100円ショップなどに売っているような便利グッズ

海外に引っ越した日本人の友達からよく聞くのが

日本製品は、安くて、質がよくて、便利なものが多い

ということです。

100円ショップでは、「これが100円でいいの?!」と驚くようなクオリティのものがたくさん!

また、東急ハンズなどでは、とても便利なものが揃っています。

どれも質が良く、長持ちするのも特徴の一つかと思います。

日本では当たり前のようなものも、海外の人からすると「すごい!!」という感動に繋がります。

民泊の備品をそろえる際に、その点を気をつけると良いかもしれません。

 

例えば…

◯ 東急ハンズ

◯ 100円ショップ

 

憧れの電化製品の試し使い

電化製品は電圧などの関係もあるので、訪日外国人旅行者が購入は難しいかもしれません。

これに関してのみ、日本人向けとなります。

電化製品を購入する際、事前に調べたり、店頭で比較をしたりすることが多いかと思いますが

スペック、コストパフォーマンス、値段などが判断材料になるかと思います。

(好みのメーカーが決まっていたり、指名買いの場合は除く)

店頭で試しに使ってみることもできますが、普段使うような状態ほど自由さはないので、

判断に迷うこともあるかと思います。

また、高級な電化製品などは、やはり価値を実際に体験したほうが、安心して購入することが

できると思います。

 

例えばですが、バルミューダのトースターや炊飯器は、

「トーストの概念が変わる!」「ご飯が感動するほどおいしい!」という口コミがありますね。

そのような口コミももちろん参考にしますが、やっぱり自分で体感したい…。

それらが、宿泊施設にあったら、自分で作って食べることができます。

店頭などでの、デモンストレーションも良いですが、宿泊施設で使ってもらうというのは

セールスマン不要な宣伝方法になるかと思います。

 

例えば…

BALMUDA

◯ パナソニックの美容家電

◯ スマートスピーカー

◯ スマートロック (Akerun など)

 

 

地元の特産品や伝統工芸品

訪日外国人観光客の中には、「日本らしいもの」をお土産として購入して帰りたいという人も。

傾向としては、アメリカ人や、フランス人が多いく、40代ぐらいからの上の世代です。

日本の各地には、伝統工芸品などがあり、それらをセンスよく、部屋に置いておくというもの

良いかと思います。

地元の伝統工芸品であることや、その魅力や特徴をわかりやすく説明しておくほうが

宿泊したゲストもわかり、喜ばれます。

もし、地元の職人さんたちとネットワークが作れる人であれば、

作っている様子を見学に行く体験ツアーも提供ができます。

星野リゾートさんの宿泊施設は、各地の特色が出されていたり、その地域でしかできない体験を

施設内でできるので、参考になるかと思います。

例えば…

◯ 今治タオル

◯ 南部鉄器

◯ 江戸切子

◯ 陶器など

◯ 熊野筆

 

近隣の飲食店やパン屋さんなどをオススメする

最後に、「モノ」ではありませんが、飲食店の紹介もすごく頻度が高いので、ご紹介します。

airbnbには、近隣のオススメを地図上に登録できる仕組みもあります。

民泊の近くのオススメのお店情報は非常にニーズが高く、喜ばれます。

お店は、和食に限らず、チェーン店や中華料理、イタリアンなどでもOKです。

毎回、日本食より、1日に1回は自分の国の料理を食べたくなったりするので。

カフェやパン屋さんなどは、朝食に利用できるので、良いかと思います。

 

お店をオススメする際のポイントですが

「必ず自分が自信を持ってオススメできるお店だけを紹介すること」です。

 

外国人観光客に対して抵抗のありそうなお店などは、サービスに不満を持ち

ゲストとの信頼関係が崩れてしまうので、オススメできません。

 

一緒にご飯を食べに行くと、とても楽しい体験になりますよ。

「モノ」ではないので、詳しいことは、別の記事でお伝えできればと思います。

 

 

でも、民泊でモノを売ることは目的にはならない

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

「民泊でモノは売れる」という結論は、最所にも書きました。

しかし、民泊でモノを売ることは「目的」にはなりません。

というか、目的にしないほうが良いと思います。

 

なぜかというと、売ることを目的にしてしまうと、本来のサービスの目的からずれてしまうから。

 

ゲストの喜ぶことの一つが、モノなどの購入の場合もありますが、

それは民泊のサービスのすべてではないです。

 

STEP1 民泊には自分のお気に入り、とっておきをそろえる

STEP2 趣味やライフスタイルの近いゲストだと共感されやすくなる

STEP3 ゲストが「これ欲しい!」と思う

 

この順番が大事!!

 

Cheers!!

 

マーケティングに関してはこちらの本を参考にしています。

 

 

コメント